マネーニュース

【2026年最新ガイド】団信の種類5選と選び方の三つのポイントを学ぶ

住宅ローンを組むときに必ず加入を検討するのが団体信用生命保険(団信)です。2026年5月現在、金融機関ごとに保障内容のバリエーションが急増しており、「金利上乗せ0.1%でガン100%保障」「上乗せ0.3%で3大疾病+全疾病保障」など、選択肢が10種類以上あるケースも珍しくありません。私自身、3500万円の住宅ローンを組む際に5社の団信を比較し、最終的にガン100%団信を選びましたが、選び方を間違えると35年で総返済額が200万円以上変わることを痛感しました。この記事では、団信の種類・選び方・ガン団信の損得を具体的な数字で解説します。

目次

団信とは?仕組みと基本をおさらい

団信(団体信用生命保険)とは、住宅ローン契約者が死亡・高度障害になったとき、保険金でローン残債が完済される保険です。残された家族に住宅ローンの負担を残さないための仕組みで、民間の住宅ローンでは原則加入が義務、フラット35のみ任意加入となっています。

保険料は金利に含まれる「上乗せ型」が主流

通常の死亡・高度障害保障の一般団信は、保険料が金利に含まれており追加負担はありません。しかしガン団信や3大疾病団信などの特約付き団信は、住宅ローン金利に0.1〜0.3%が上乗せされる仕組みが一般的です。

例えば3500万円・35年・元利均等返済の場合、金利0.1%の差で総返済額は約65万円、0.3%の差なら約195万円変わります。「たかが0.1%」と侮ってはいけません。

団信の種類|2026年最新の8パターンを徹底比較

2026年5月時点で、主要ネット銀行・メガバンクで選べる団信は大きく8種類に分かれます。それぞれの保障範囲と相場の金利上乗せをまとめました。

団信の種類 保障内容 金利上乗せ 支払条件
一般団信 死亡・高度障害 0% 死亡または高度障害状態
ガン50%団信 ガン診断でローン半額 0%(無料化が主流) 悪性新生物の診断確定
ガン100%団信 ガン診断でローン全額 0.1〜0.2% 悪性新生物の診断確定
3大疾病団信 ガン・脳卒中・急性心筋梗塞 0.2〜0.3% 所定の状態が60日継続など
7大疾病団信 3大疾病+生活習慣病4種 0.3% 就業不能12ヶ月以上など
8大疾病団信 7大疾病+慢性膵炎 0.3%前後 就業不能12ヶ月以上など
全疾病団信 全ての病気・ケガ 0〜0.2% 就業不能12ヶ月以上
ワイド団信 持病ありでも加入可 0.3% 一般団信と同じ

2026年のトレンドは「ガン100%団信の上乗せ縮小」

2024年以前は0.2%上乗せが主流だったガン100%団信ですが、2026年5月現在は0.1%上乗せに引き下げる銀行が増えています。auじぶん銀行・PayPay銀行・住信SBIネット銀行などが0.05〜0.1%帯まで競争を激化させており、ガン団信の価値が大幅に高まっているのが現状です。

団信のメリット・デメリット

メリット|生命保険の見直しに直結する

  • 団信加入で3000万円〜5000万円の死亡保障が得られる
  • 既存の生命保険を解約・減額でき、月額5000〜15000円の保険料を圧縮可能
  • ガン団信なら治療費の心配なく、収入減のリスクをカバーできる
  • 保険金は非課税で家族に渡る

デメリット|金利上乗せは35年の長期負担

  • 特約団信は途中解約できない(一般団信への切り替え不可の銀行が多い)
  • 健康状態の告知に該当すると加入できないリスクがある
  • 0.3%上乗せだと35年で200万円近い追加コスト
  • 支払条件が「就業不能12ヶ月継続」など厳しいケースが多い

団信の選び方|失敗しない5ステップ

  1. 現在の生命保険・医療保険を棚卸しする:すでに死亡保障3000万円以上ある人は一般団信で十分なケースが多い
  2. 家族構成と年収を確認する:子どもが小さい・配偶者が専業主婦の家庭はガン団信以上を推奨
  3. 年齢別のガン罹患率を把握する:40代男性の生涯ガン罹患率は約65%、50代女性は約50%
  4. 金利上乗せ後の総返済額を試算する:0.1%差で65万円、0.2%差で130万円が目安
  5. 支払条件の「ハードル」を比較する:診断確定型 > 就業不能型 > 所定状態継続型の順に支払いやすい

年代別おすすめパターン

  • 20代後半〜30代前半:ガン50%団信(無料)で十分。罹患率が低く上乗せの費用対効果が悪い
  • 30代後半〜40代:ガン100%団信(0.1%上乗せ)が黄金バランス
  • 40代後半〜50代:3大疾病団信(0.2%上乗せ)で脳卒中・心筋梗塞までカバー
  • 持病あり:ワイド団信(0.3%上乗せ)で加入優先

おすすめガン団信5選|2026年5月最新比較

銀行名 商品名 金利上乗せ 変動金利 特徴
auじぶん銀行 がん100%保障団信 0.05% 0.329%〜 業界最安上乗せ、診断確定で全額返済
PayPay銀行 がん50%団信プラス 0% 0.380%〜 50%保障+先進医療特約が無料
住信SBIネット銀行 スゴ団信(ガン100%) 0.1% 0.398%〜 全疾病保障も標準付帯
SBI新生銀行 安心パックW 0.1% 0.420%〜 介護保障も含む3大疾病型
みずほ銀行 8大疾病補償付団信 0.3% 0.625%〜 メガバンクの安心感+広範囲保障

選び方のポイント

金利上乗せの安さならauじぶん銀行、無料で50%保障の手堅さならPayPay銀行、全疾病まで含めた網羅性なら住信SBIネット銀行が頭ひとつ抜けています。私が3500万円ローンでシミュレーションしたところ、auじぶん銀行のガン100%団信は35年で上乗せ総額が約32万円、対してみずほ銀行の8大疾病団信は約195万円で、6倍以上の差が出ました。

団信を選ぶときの注意点

告知義務違反は絶対NG

過去3年以内の通院・投薬・健康診断の指摘を隠して告知すると、いざという時に保険金が下りません。告知義務違反と判断されると契約解除・残債一括請求となるため、不安な点はワイド団信を選びましょう。

「全疾病保障」の支払条件をよく読む

全疾病団信は耳触りが良いですが、支払条件は「就業不能状態が12ヶ月以上継続」など厳しいケースが大半です。短期入院や通院だけでは保険金が下りない点に注意しましょう。

借り換え時に団信は再加入が必要

住宅ローン借り換え時は団信に再加入する必要があり、健康状態が悪化していると加入できないリスクがあります。45歳前後で借り換えを検討するなら、健康なうちに動くのがおすすめです。

夫婦連生団信は0.2%上乗せが相場

共働き世帯で人気の夫婦連生団信(どちらか一方が亡くなれば全額返済)は、金利上乗せ0.18〜0.2%が相場です。ペアローンと比較してどちらが得か必ず試算しましょう。

よくある質問(FAQ)

ガン団信は本当にお得?元は取れる?

40代男性の場合、35年間でガンと診断される確率は約45%です。3500万円ローンでガン100%団信(0.1%上乗せ・総コスト65万円)を選び、20年後にローン残高2000万円時点でガン診断されれば、たった65万円の負担で2000万円のローンが消えます。費用対効果は約30倍と非常に高く、40代以上は加入推奨です。

持病があっても団信に入れる?

高血圧・糖尿病・うつ病などで通常団信が謝絶されても、ワイド団信(引受基準緩和型)なら加入できる可能性があります。金利上乗せは0.3%が相場で、住信SBIネット銀行・auじぶん銀行・楽天銀行などで取り扱いがあります。それでも加入できない場合はフラット35(団信任意)を検討しましょう。

団信に入っているなら生命保険は解約していい?

団信は住宅ローン残債分しか保障されないため、葬儀費用や教育費を考えると生命保険を全解約するのは危険です。ただし死亡保障部分は減額できるので、月8000円の保険料が月3000円に下がるなど、家計の固定費削減効果は大きいです。FPに相談して棚卸ししましょう。

まとめ

2026年5月時点で、団信は8種類以上の選択肢があり、金利上乗せ0.05〜0.3%で保障範囲が大きく変わります。選び方の鉄則は次の3点です。

  1. 20〜30代前半は無料のガン50%団信で十分、40代以上はガン100%団信(0.1%上乗せ)が費用対効果No.1
  2. 3大疾病・全疾病団信は支払条件が厳しいため、約款の「就業不能継続期間」を必ず確認する
  3. 3500万円・35年ローンなら金利0.1%差で総返済額が65万円変わる。複数銀行で必ず比較する

住宅ローンは人生最大の借金です。団信は「安心料」ではなく「金融商品」として、保障内容と金利上乗せをシビアに比較しましょう。特に2026年は団信競争が激化しており、auじぶん銀行・PayPay銀行・住信SBIネット銀行の3行は必ずチェックすることをおすすめします。家族の未来を守る選択を、データに基づいて賢く行いましょう。